「ネットショップ 自宅」で検索すると【自宅ネットショップ開業を成功させる】という魅力的な見出しで、片付けられたデスクにノートパソコンを開いた写真が出てきます。
「自宅でのんびりコーヒーでも飲みながらネットショップもありだなぁ」なんて想像を掻き立てられるかもしれませんがこれは虚像です。

我が家のネットショップ事情
実際には在庫や資材があるので、自宅の場所が占領されてしまいます。
こちらはキッチン横の収納スペースで、本来は保存食や普段あまり使わない生活用品を収納する予定の場所でした。今は、在庫・材料・資材・A4モノクロプリンタ・バックアップHDD・ルーターを格納しています。

続いてリビング。リビングにはパソコンデスクと作業用スペースの2か所をネットショップ用に確保しています。
画像加工をするので高スペックが必要なのと、モニターの色とプリンタの色を合わせるためにデスクトップパソコンにしています。ノートパソコンで、優雅なネットショップ作業を夢見ていましたがうちは無理でした。

リビングにあるもう一つの作業デスク。レースやリボンなどの材料を加工して商品を作っているところです。写真に写っているのは妻。
電話はビジネスフォンにしていますが、昔たくさん回線を使っていたためで、これはネットショップする方は必要ありません。今は電話での問い合わせも1日1件もないかな。以前に比べて電話問い合わせは少なくなりました。

作業デスク隣の物入れ。
主に出荷作業に使っています。


文房具は最低限でもこれだけ必要。

ビニール類もよく使います。領収書もたまに言われるので角印を押してストック。

リボン類はギフト用だったり、商品用だったり。

数日分の段ボールと封筒。
リビング壁際の飾り棚にも在庫と材料を入れています。

玄関外にある自転車や大物を収納するための納戸には段ボールや大型の在庫・プチプチなどの資材を入れています。
購入点数や商品サイズが違うので段ボールは何種類も必要です。

2階の寝室のウォークインクローゼットの2/3は在庫です。おかげで洋服にお金をかけたりしなくなりました。左側に積んでいるのは検品不良品。小さな汚れでもクレームになりますから廃棄します。


寝室の上の書棚にも在庫が侵食しています。売れなくなってきた商品なので、もう廃棄してもいいかと思っています。

自宅ネットショップのメリット・デメリット
家が狭くなるデメリットはご紹介した通りですが、自宅で事務所費用などの固定費を減らして副業ビジネスができるので、開業の失敗リスクも減らせます。
自宅でネットショップを成功させるコツ
商品サイズを小さくする
これは自戒でもありますが、商品サイズが大きいと場所を取ります。それからゆうパックなどの送料が高くなります。
できれば送料負担が少なくて場所を取らないメール便で送れる商品がおすすめです。(梱包した状態で厚さ3㎝以内)
商品ラインナップを増やさない
商品ラインナップは売れてくると徐々に増やしたくなります。商品開発をすると商品サンプルも増えます。できるだけ商品ラインナップを増やさずに手堅く続けていくのがいいかなと思います。
ランナップを増やすと
・段ボールなどの包装資材の種類が増える
・商品管理が煩雑になる
・商品撮影、ページ制作などが増える
など見えない負担が出てきます。
ごらんのとおり、うちは、不良在庫の整理が下手なので反面教師にしてください。
商品単価・客単価を上げる
商品単価を上げると、月の注文数をセーブできるので、作業時間を大幅に減らせます。在庫スペースも減らすことができます。
客単価を上げると、お客さん一人一人への対応が丁寧になります(笑
ブランド戦略
個人ネットショップをするときは製品のクオリティを上げることと、ストーリー性を持つことが大切です。ちょっと難しいですが、このサイトで一緒に勉強しましょう。
自宅ネットショップに必要なもの
最後に自宅ネットショップに必要なものをリストアップします。
まずは始めてみてはどうでしょう
私はアパートの6畳の部屋を作業場所兼倉庫にしてネットショップを始めました。急に思いついて実行したので壮大なスケールの計画なんて必要ありませんでした。サイトを作って、商品を探して写真を撮って出してみただけです。
思いついたことを、今できることを、やるだけでいいと思います。
失敗してもまたやり直せばいいですし、やった分だけ満足感が得られます。