ネットショップのプリンターはモノクロレーザーがおすすめ!

ネットショップで使用するプリンタ選びに悩んでいる方のために、うちのネットショップで実際に使っているプリンターをご紹介します。

私は月商数万~数千万までのネットショップ規模を経験しているので、小さな自宅ネットショップから中規模ネットショップの参考になると思います。

プリンター種類はどれにする?

ネットショップ運営で、プリンターを使うシーンを考えてみますと、おもな用途は御覧のとおり。

ネットショップのプリンター用途
  • 出荷伝票(必須)
  • ピッキングリスト
  • 納品書
  • 請求書
  • 領収書
  • 経理書類
  • 在庫一覧(棚卸し用)
  • 同封メッセージカード
  • 同封チラシ
  • 商品保証書

以前は、納品書は同梱していましたが、今はペーパーレスの動きで同梱しないようになりました。

まずは、業務内容に最適なプリンタ種類を決めましょう。

おすすめ度
モノクロレーザーネットショップに最適
カラーレーザー他業務でカラーが必要な場合に最適
インクジェット家庭用なので不向き

モノクロレーザープリンター

ls-2020d
うちは中古のkyocera LS-2020D(A4モノクロレーザー)を使っています

大量プリントへの耐久性と1枚あたりのランニングコストを重視したモノクロ(黒1色の意味)のプリンター。

レーザープリンタとは、コンビニプリンターの方式と同じで、トナーというインクの粉が入ったボックスから感光体というローラーにインクを吹き付けて、紙にインクを付着させます。

配送伝票と明細書は黒一色でいいので、それ以外印刷する予定がない場合は、こちらのモノクロレーザープリンターを選びましょう。プリンターのサイズはA4を選べば大丈夫です。

カラーレーザープリンター

フルカラープリントができるレーザープリンタが、カラーレーザープリンターです。

商品と一緒にお店の挨拶カードを入れたい、年賀状もプリントしたい、家にカラープリンタがあると便利だろうな~ と思われる方は、カラーレーザープリンタを選びましょう。

ただ、カラーレーザープリンターの消耗品は、モノクロプリンターよりも多く交換時期が非常に早いので、カラーの必要性がなければモノクロレーザーをおすすめします。

カラーレーザープリンターの交換パーツ
(ブラザー HL-L3230CDW 通常トナーの場合)

消耗品交換時期実売価格
トナーシアン1300枚7500円
トナーマゼンダ1300枚7500円
トナーイエロー1300枚7500円
トナー黒3000枚9000円
ドラムユニット18000枚10500円
廃トナーボックス50000枚2800円
ベルトユニット50000枚20000円

インクジェットプリンター

インクジェットプリンターは、フルカラー写真の印刷に向いている家庭用プリンタです。プリンター上部がスキャナーになっていてコピーが出来る機種が多いです。

綺麗な写真を印刷するのには向いていますが、ネットショップの業務には向いていません。インクジェットプリンタは選ばないようにしましょう。

すでにインクジェットプリンターを持っていて、家にプリンターを増やしたくないという方は、まずはそれでスタートしても構いません。

配送伝票をインクジェットで印刷すると、複数枚プリントで印刷物同士インクが移ったり、出荷品に貼った配送伝票が汗や雨の日などで滲みが出てしまう可能性があるのでおすすめしません。

コスパはモノクロレーザーが秀逸

ネットショップで使用するプリンタのおすすめは「A4モノクロレーザープリンター」です。

コスト耐候性速度
モノクロレーザープリンター
カラーレーザープリンター
インクジェットプリンター

うちのネットショップで使用しているモノクロレーザープリンター「LS-2020D(すでに廃番)」は、0.6円/枚 です。

インクジェットのコスパは非常に悪い

インクジェットプリンターは、「綺麗に写真を印刷する」のが主な目的なので1枚あたりコスパが非常に高いです。

モノクロレーザープリンターのメリット

インク交換の手間が少ない

インクジェットプリンターの何が嫌いかというと、インク交換の手間です。出荷前にプリンターから「インクを交換してください」とエラーが出たら焦ります。

レーザープリンタには、トナーというインクの粉が入ったボックスがあって、このトナーの中の粉がなくなってきたら警告メッセージが出るので、その時に交換します。うちのプリンターではトナー交換は2年に1回あるかないかくらいです。

モノクロレーザープリンターの消耗品は、基本的にはトナーのみ。(機種によって異なる場合があるので、必ず消耗品の確認を!)

私が持っているモノクロレーザープリンターLS-2020Dのトナーはレーザープリンターの中でも秀逸で12000枚も印字が可能。純正トナーの価格はamazonで5500円(送料込)でなんと1枚あたり0.46円の計算になります。

最後に2018/9/3に購入して、2020/5/28の現在1年半以上経過していますがまだまだ余裕で余っています。

モノクロレーザープリンターの選び方

追加カセットが絶対に便利

まずネットショップオーナーにおすすめしたいオプション品が追加カセット(増設カセット)です。

カセットとは、プリンター本体の用紙を入れるボックスのことです。

私は、ネットショップでA4白紙以外にゆうパック伝票シート・メール便用シートを印字するので、追加カセットを2つ付いています。

わざわざ紙を毎回交換する必要がなくなりストレスが軽減されます。

以下は、amazonで販売されている人気のA4モノクロレーザープリンターの中で追加カセットがある機種になります。

モノクロレーザープリンターの追加カセット

機種名本体価格カセット名最大カセット数
京セラ
P2040dw
33,912円PF-11003(標準+2)
京セラ
P3145dn
87,780円PF-31105(標準+4)
oki
B432dnw
52,000円TRY-M4G12(標準+1)
ブラザー
HL-L5200DW
31,783円LT-5500
LT-6500
3(標準+2)
canon
LBP221
22,800円CRG-0572(標準+1)
epson
LP-S280DN
39,697円LPB4T25V3(標準+2)
本体価格・トナー価格は2020/05現在のamazonでの販売価格(送料込み)です。

追加カセットを付けた筐体一覧

P2040dwP3145dnB432dnw
小〜中規模ネットショップ向け中規模ネットショップ向け小規模ネットショップ向け
250枚カセットを2つ増設可能。500枚カセットを4つ増設可能。出荷伝票の種類が多い場合に。580枚カセットを1つ増設可能。

HL-L5200DWLBP221LP-S280DN
小〜中規模ネットショップ向け小規模ネットショップ向け小〜中規模ネットショップ向け
カセット種類は2種類で、LT-5500は250枚 LT-6500は520枚。640枚カセットを1つ増設可能。300枚カセットを2つ増設可能。

追加カセットは、自分でも設置できる?

追加カセットは、本体を持ち上げて追加カセットに合体させるだけなので簡単です。後から購入しても増設可能です。

モノクロプリンターのカセットはしっかりした作りを

安いモノクロレーザーの中には、家庭用インクジェットプリンターのような、プラスティックの調整パーツで紙を支えるものがあります。

これは、印字ズレや給紙エラーの原因になるので、カセット全体がガコッと外れる業務プリンターがしっかりしていておすすめです。

2台持ちも検討する

当日出荷が重要な場合(あす楽など)は、プリンターの故障を想定して、2台持ちがおすすめです。(うちもモノクロ+カラーの2台持ちです)

配送業務にモノクロレーザープリンター
他業務用にカラーレーザープリンター

の2台持ちしていると、万が一プリンターが故障したときやトナーがなくなったときに、その日の出荷に対応できます。

中古モノクロレーザープリンターもおすすめ

プリンターの保証を付けると高くなるし追加カセットも高いので、私はヤフオクでカセットが増設された中古モノクロレーザーを購入しました。

以下は、ヤフオクの中古モノクロレーザーのリンクです。

ls2020d中古

P2040dw中古

P3145dn中古

B432dnw中古

注意点は、入札前に配送料を必ず出品者に尋ねることです。プリンターは重量が15kgくらいあるので、送料が安い業者でお願いしないと新品を購入した方がよかったと後悔してしまいます。

トナーの容量は大きくて安い方がいい

トナーの容量が大きいと交換回数が少なくて済みます。出来るだけ大きな容量を選びましょう。そしてもちろんトナー代が安い機種を選んだ方がいいです。特に家庭用プリンタメーカーはインク代が高いですので注意してください。

Amazonで人気のあるモノクロレーザープリンターのトナーを調べてみました。紙送りや本体の耐久枚数が低い機種など業務に向いていないと判断したものは省きました。

機種名トナー名トナー容量1枚あたり
京セラ
P2040dw
TK-1161
13,100円
7200枚1.82円
京セラ
P3145dn
TK-3161
8,000円
12500枚0.64円
oki
B432dnw
TNR-M4G1
13,799円
7000枚1.97円
TNR-M4G2
21,999円
12000枚1.83円
ブラザー
HL-L5200DW
TN-62J
13,527円
8000枚1.69円
canon
LBP221
CRG-057
10,580円
3100枚3.41円
epson
LP-S280DN
LPB4T25V
19,462円
6100枚3.19円
本体価格・トナー価格は2020/05現在のamazonでの販売価格(送料込み)です。
置き場所自由な無線LAN対応プリンター

上表に掲載しているプリンターで京セラP3145dnとepson LP-S280DN以外は、無線LAN搭載なのでどこにでも置けて便利そうです。配線も綺麗になるので、綺麗好きな方は無線LAN対応がいいでしょう。

おすすめのA4モノクロレーザープリンターはこの3機種

京セラ
P2040dw
33,912
商品情報
ブラザー
HL-L5200DW
31,783
商品情報
oki
B432dnw
52,000
商品情報
1.82円/枚 1.69円/枚 1.83〜
1.97円/枚
最大カセット数
3
最大カセット数
3
最大カセット数
2
トナー容量
7200枚
トナー容量
8000枚
トナー容量
7000枚/
12000枚
無線LAN 無線LAN 無線LAN
3万円の本体に無線LANも付いている。印刷コストも1.82円と優秀。 私も京セラのプリンターを使っているので、おすすめできるメーカーです。 一目惚れしてしまう黒のプリンター。事務所に置いていても業務用プリンターぽくなくていいですね。スペックもバランスよくて申し分なし。 oki(沖電気工業)は、京セラと同様に業務用プリンターで信頼性が高いメーカーです。okiの素晴らしい点は5年間の保証が付帯している点。