20年以上ネットショップをしてきて、高価なカメラやストロボなど撮影機材をたくさん購入してきました。
今は、事務所スタジオで撮影することもなく自宅で隙間時間にパシャっと撮影するくらいなので、高価な機材は邪魔になるだけ。
自宅で撮影をする人が増えてきたようで今は色んな撮影用小物が100円ショップにも売られるようになってきました。
今回は100円ショップでそろえた撮影小物と、その使い方をご紹介します。
100円ショップで手に入る撮影背景

息子が、プラモデル制作用に作った作業スペース兼撮影場所。
コンクリート風背景と木目風シートでいつでも撮影できるようにセットしているそう。
コンクリート調シート

段ボールに100円ショップで購入したリメイクシートを貼っただけ。


作り方は、段ボール板を2枚用意して、少し隙間を開けてガムテープで固定。製本する感じ。
それからリメイクシートを貼る。長さが足りない場合は、柄を合わせてつなげる。

段ボールのデメリットは、フォーカスを当てると段ボールの凸凹が出てしまう点。あくまでも背景用に使おう。
段ボールの縦線がくっきり出てしまう。
木目風シート

プラダン(プラスティック段ボール)に、リメイクシートを貼ったもの。プラダンは、段ボールよりも丈夫で薄いので床材に最適です。
プラダンは大きくなるとコストが高くなってしまうので、小さなところに使っています。
使っている息子に感想を聞いてみたところ、シートをパッと外して、小さな埃をゴミ箱に入れたりできるので使っていて便利だそう。
自立しやすくカットもしやすい。背景を上画像のように折り曲げたいときは一度プラダンをカットしてからリメイクシートを貼るといい。
これで、まっすぐでも使えるし折り曲げても使える。
ぼかし用背景

高価なストロボを立てるより 安くても自然光の方が素晴らしい。
色んな高価な機材を買ってきて試行錯誤してきましたが結局自然光に戻りました。自然光をバックに撮影すると大抵うまく取れます。
けれども自宅の窓の外は散らかっているので、100円ショップで透明シートを買ってきて貼りました。

お客さんに送る商品がちょうどあったので、スマホで適当に撮影しました。

スマホの補正アプリで、明るさをアップ、右を少しトリミング。飛ばしすぎました。もう少しコントラストを上げたらもっときれいになるかな。

上の格子状の透明シートでも撮影してみました。

同じようにスマホで加工をします。またちょっと飛ばしすぎました。
窓の外の物を気にせずに、背景をぼかせるので自宅撮影をしている方はぜひ試してもらいたいです。

大理石風シートも100円ショップで売っていたものです。

無加工ですが、ちょうどいい具合の模様が残って明るく撮れます。
コスメ撮影におすすめの背景シート

コスメなどの小さな物撮りであれば、ダイソーのPPシートをゲットしてください。
PPシートにリメイクシートを両面に貼り付ければ、背景シートが2つ完成。


PPシートの何が素晴らしいか?というとプラダンやスチレンボードと違って、凹まないし、曲がらないこと。下敷きみたいな感じでパッと選んで色んなパターンで撮影できます。
紙素材の表裏に模様がプリントされたフォトジェニックシートという商品も100円ショップで販売されていますので、どちらかお好きなやり方で挑戦してみましょう。
大きな撮影背景を確保したい

物撮りで、少々大きなものを撮影すると背景が足りなくなり困ってしまいます。
大きなサイズの撮影をするときは、1800×900サイズ(5mm)のスチレンボードに壁紙やウォールステッカーを貼った背景を使っています。

壁紙本舗のすぐはがせる壁紙は、おしゃれでインスタ映えしそうなものがそろっているのでおすすめです。
壁紙本舗 https://kabegamiyahonpo.com/products/list.php?category_id=1124
壁紙本舗のシールタイプの幅に合わせてA1サイズの糊なしタイプを買いましょう。
900幅の壁紙を貼る場合は、900幅×1800長の片側糊付きを買いましょう。
スチレンボードの厚みは5mmを買えば間違いないですが、ほかの厚みも動画で撮影したので、チェックしてみてください。
スチレンボードの厚み動画
3mmスチレンボード
大きくなると、たわむ。小さい背景なら大丈夫だろうが、それならプラダンのほうがいい。私の場合は、あまり使いません。
5mmのスチレンボード
ちょうどいい厚みで1800サイズでもたわみがない、移動もしやすい。ただし凹みはするので、上に乗ったり、落としたりと乱暴な扱いはしないように。
7mmのスチレンボード
安心感ある厚みだが、厚すぎる。写真を貼って展示するのにはいい。
最後までご覧いただきありがとうございます。みなさんの自宅撮影が楽しくなりますように。